部位別冷凍牛肉の輸入貿易統計をグラフ化したものを紹介します。
(※当該データは財務省貿易統計より取得)
目次
冷凍牛肉(骨付き)2019年1月輸入貿易統計
スマートフォンからは横向きにしてグラフに触れて下さい。
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一番の輸入元はアメリカで、キロ単価で見ると1,170円となっております。
それに対しオーストラリア産は550円/kg、メキシコ産が720円/kgとなっており、
価格だけで見るとこの2か国からの仕入れが安価になり、
逆にカナダ産はキロ単価で見ると最も高額で1,340円/kgとなっております。
冷凍牛肉ロインのもの2019年1月輸入貿易統計
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ロインになりますとオーストラリア産が600円/kgとなっており、
ニュージーランド産の860円/kgより安価です。
また、カナダ産のロインは輸入実績がありません。
冷凍牛肉のかた、うで、もも2019年1月輸入貿易統計
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かた、うで、ももの部位になるとオーストラリア産がダントツとなっておりますが
キロ単価で見るとニュージーランド産、カナダ産が若干安いのでTPPによる
関税削減効果が強まれば今後順位に変化が出てくる可能性があります。
アメリカ産は質で勝負できれば良いのかと思いますが関税削減の観点から見ると
カナダ産輸入にシフトしたほうが将来的には良さそうです。
冷凍牛肉ばらのもの2019年1月輸入貿易統計
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カナダ産の方が優れているのではないかと考えますので、
今後カナダ産の輸入量が増えると予想します。
上記以外の冷凍牛肉2019年1月輸入貿易統計
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TPP発動後の冷凍牛肉関税率
アメリカ含むTPP非加盟国からの冷凍牛肉の関税率は38.5%となり、
当記事執筆時点現在でのTPP加盟国の冷凍牛肉の関税率は26.9%です。
今後は以下のように関税率が下がっていき、最終的には9%になります。
2019/4/1~26.6%
2020/4/1~25.8%
2021/4/1~25%
2022/4/1~24.1%
2023/4/1~23.3%
2024/4/1~22.5%
2025/4/1~21.6%
2026/4/1~20.8%
2027/4/1~20%
2028/4/1~18.1%
2029/4/1~16.3%
2030/4/1~14.5%
2031/4/1~12.6%
2032/4/1~10.8%
2033/4/1~9%
個別品目の貿易統計から未来を予測
上記のように品目別に輸入貿易統計を取得する事ができますので
詳細な品目を指定して時系列分析を行えば輸入量、価格の変動を基に
将来的戦略の指針になると考えます。(※貿易統計を活用して関税削減を参照)
他の品目について統計分析グラフが必要であればお気軽にご連絡ください。
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