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関税削減.com【HSコード分類事例の解説】

世界のHSコード分類事例を用いた関税削減手法を紹介します。

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HSコード

HSコードの類、項、号

最終更新日2016年12月22日 By 河副太智 Leave a Comment

さきほどの投稿でHSコードには9桁のコードがあると説明しました。
このコードは各桁数によってそれぞれ意味と名称を持つので紹介します。

例えば4901.99-000というHSコードがあったとします。
これは一般的な書籍のHSコードですが、
書籍といっても細かく分かれますのでどのようにしてこのHSコードが
選定されるのかを説明します。

1.頭2桁の49は類と呼ばれ、大まかな分類に使用されます。
2.頭4桁の4901は項と呼ばれ、少し細かな分類になります。
3.頭6桁の4901.99は号と呼ばれ更に細かな分類になります。

 

頭2桁の49という類では
「印刷した書籍、小冊子、リーフレットその他これらに類する印刷物」
という幅広い分野の貨物を指定しています。

頭4桁の4901の項では上記の印刷物から更に細かい種類の貨物に
割り振られます。

例えば
4902であれば新聞雑誌
4903であれば幼児用の本
4904では楽譜というようにより細かに品目細分がされます。

頭6桁の号では更に細かな分類になります。
4901で一般書籍と特定したうえで
4901.91の号では辞典となり、
4901.99では辞典以外の一般書籍というようにさらに細かな分類がされます。

 

残り3桁ありますがそろそろ嫌になってきますよね?(笑)
次回はHSコードの国際基準についてお話させていただきます。

 

Filed Under: 一般特恵関税 Tagged With: EPA, FTA, HSコード, 原産地証明書, 号, 品目別分類規則, 実質的変更基準, 関税, 項, 類

HSコードとは

最終更新日2019年8月22日 By 河副太智 Leave a Comment

HSコードの”HS”とは、”Harmonized Commodity Description and Coding System”
の略称であり、和訳すると“商品の名称及び分類についての統一システム”
となります。

HSコードはHS条約の品目表に基づいて作成されており、世界200か国・地域以上が
使用しているシステムです。

HSコードの使用目的としては
① 関税率の設定
② 国際貿易統計の編纂
③ 原産地の決定
④ 貿易交渉 (例; WTO EPA)が挙げられ当サイトで扱う分野は
①と③が主になります。

HSコードの構成

「品目分類」とは、輸出入される貨物をHS品目表の一つの項目に当てはめることで、
日本では輸出で使用するHS品目表を「輸出統計品目表」、
輸入で使用するHS品目表を「実行関税率表」と呼びます。

 

例えば「精米」のHSコードを実行関税率表で調べると”1006.30″に分類されます。
この“1006.30”というHSコードを2桁毎に分解すると
頭2桁の10を「類」(Chapter)と呼び
頭4桁の1006を「項」(Heading)と呼び
頭6桁の100630を「号」(Subheading)と呼びます。

 

HSコードの構成を図で表すと以下のようになります。(精米のHSコード1006.30の例)

 

 

別の図で表すと以下のようになります。(精米のHSコード1006.30の例)

「類」(Chapter)の上の概念に「部(SECTION)」があり、
「精米」のHSコード”1006.30HS”は2部に属する事になります。

 

次の図は85類「電子機器及びその部分品」が「項(4桁)」「号(6桁)」と
進むにつれ品目の詳細が特定されていく様子を表しています。


※経済産業省「原産地規則解説」より。

この図を見ると「類(2桁)」レベルでは「機器」全体に対する大まかな分類になっており、
「項(4桁)」レベルでは「電動機」「発電機」「ケーブル」などより細かな分類になり、
「号(6桁)」レベルでは世界共通単位の中で最も深く品目を分類する事ができます。

これ以降の桁は各国が独自に定める分類規定に従う事になります。

 

 

類(2桁)の分類


※関税協会WEBタリフより転載

 

項(4桁)の分類


※関税協会WEBタリフより転載

 

号(6桁)の分類

※関税協会WEBタリフより転載

 

 

 

Filed Under: 一般特恵関税 Tagged With: EPA, FTA, HSコード, 原産地証明書, 関税, 関税率

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